モノクロラボ準備室について

 モノクロラボ準備室とは白黒現像所を作るためにご協力いただいている皆様に進行状況などをお伝えするために作りました。

◎そもそも、なんで白黒現像所を作ろうとするのか?
 白黒フィルムやバライタ印画紙が無くなる心配をしています。現実的に、この数年で各国の老舗フィルムメーカーが無くなってしまいました。このままではフジとコダックが白黒フィルムから撤退する次期も早まるのではないかと心配しています。

◎なぜ無くなると困るのか?
 デジタルが代わりになるのでは?と期待したいのですが、皆様もご存じのように“印刷”と“写真”は違う物です。用途は似ていますが、もともと違うものです。
これからの世代に“写真”それも“白黒写真”を伝えていきたいのです。

◎そのためには。
 フィルムメーカーが継続して生産する必要が有ります。継続中止の反対運動などするよりも、実際に消費量が増えればメーカーも安心して生産できます。安定生産してくれれば消費者も安心してフィルムカメラで撮影が出来ます。そうなればすばらしい作品も登場します。その作品を見た方がフィルムを使う機会ができます。

 私一人が1カ月に100本消費したところで、生産本数は変わりません。白黒写真を愛する方がもう一度作品作りを再開し、まだ経験してない方が白黒写真を始める環境が必要です。

 しかし、いまから白黒写真を始めるという方には自家現像という高いハードルがあります。最終目標は自家現像であっても、低いハードルから始めないと飛ぶことをあきらめてしまいます。

 そのために手軽な白黒写真現像所が必要になります。そして、何より多くの方の協力が必要です。

 白黒現像所を作ったからといって必ず現像を出す必要は有りません。ご協力していただける方が、ご協力できる方法で白黒フィルムと白黒バライタ印画紙を普及させていただければ結構です。

 白黒写真を経験した方は思いだしてください。初めて白黒フィルムを現像した時のことを。
 真っ暗な押し入れに一人で入り“ごそごそ”と現像タンクのリールに撮影済みのフィルムを巻いたりしませんでしたか?

 現像タンクに現像液を入れて“かたかた”振って、定着の時間が過ぎるまで中身が見えず、上手く行いてるか心配しながら 時計を見て処理が終わり、ぬれたフィルムを取り出して自分が撮影した風景が反転したネガになったのを光越しに目にしたとき。

  赤くて暗い電球の下で、露光済の印画紙をピンセットでつまんで現像液の入ったパットの中でゆすりながら“もあ〜”と少しずつ浮かび出す銀塩画像を見たとき。

うれしかったでしょ。感動したでしょ。楽しかったでしょ。
そのおもしろさをみんなに伝えましょうよ。そして、また始めましょうよ。

もう何年も白黒写真をしてないと思いつつ、そのうちにまた始めようか考えているうちに白黒フィルムもバライタ印画紙も無くなっているかも知れません。

白黒写真の現像所を作るために多くの予算が必要です。そのためこのモノクロラボ準備室にコストをかける余裕がないためシンプルなテキストのみになります。見た目のおもしろさが無く公開すると退屈だと思われるので一般の方が入室できないようにしています。
白黒写真の現像所を開設の折には新規に公開ウェブサイトを製作いたします。

ご協力いただいてる方には、こころばかりのお礼としてリンクページを設けています。
リンクご希望の方は、ご遠慮なく“ウェブサイトのアドレス”と“ジャンル”をmonochrlab@k-repair.netまでご連絡下さい。
“ジャンル”はお好きに作っていただいて結構です。参考分類は“Yahoo!サービス一覧”辺りでしょうか。

お時間が有る方は下記に経済産業省の鉱工業の生産動態統計の化学工業統計の調査の結果のページへリンクしています。よろしければご覧下さい。捜すのが大変かも知れませんが白黒フィルム、印画紙の生産量がわかります。

経済産業省生産動態統計調査のリンク↓

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/index.html

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2009年12月11日追記
おかげさまで2009年12月10にモノクロラボオープンいたしました。ご協力、ご声援ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
モノクロラボ 白黒写真 ケイプリント 神戸現像所 はこちらから入れます。